60.たまには真面目に活動の話でもしてみようかと思います。
今週の月曜から今日(木曜日)まで、一人で栄養カウンセリングをしていました。
月曜日の朝、カウンターパートが急に
「コミュニティーのトレーニングに行かないといけないから、アニャンゴ!一人でカウンセリングよろしくね!明日は病院に来るから!」
と言い、コミュニティーに出かけた。
私も ”1日だけなら何とかなるかな〜!” と思い、
「分かった〜!いってらっしゃーい!」
と見送った。
月曜日、一人で診た患者さんの数は49人。
まぁ、一人で診たって言ってもCHV(コミュニティーヘルスボランティア)が、最近ずっと栄養指導室にいるので、ルオ語しか話せない人には通訳をしてもらった。
火曜日、「昨日のトレーニングが終わらなかったから、今日も行ってくるね〜!」
と言い、病院を去った。
水曜日、「今日はHTCのトレーニングがあるから、それに行ってくるね〜!金曜日に終わるから〜!」
「え?!?!?!明日CME(病院内での勉強会)あったよね?あなた仕切り役のやん!どうすると?」
と思っていた、水曜日。
今日、職場に行くとカウンターパートが来ていた。
「CMEが終わったら、またすぐトレーニングに行くね!」
とのこと。さわさわ〜。
今日は、44人の患者さんを診ました。
”私、病院におるよりも、コミュニティーの方に行きたいんやけど。”
とか思いながら、カウンターパートはサブカウンティー内で一番偉い栄養士さんに呼ばれて行っているので仕方ない。
いつもは、カウンターパートのパソコンを使って、データ入力をしながらカウンセリングをしてたんやけど、今日はそのパソコンを持ってトレーニングに行ってしまったので、仕方なく手書きで記録。
いつもは、HIVの患者さんばっかりが来るのに、今日に限ってMCH(母子保健)の方の患者さんも多かった。
手書きで記録したので、折角だからエクセルでまとめてみた。
一応個人情報になるので、年齢と性別は切り取りました。
診察をしている医者も一応BMIを見てこっちに連れてくるけど、たまに「この人カウンセリング必要ないやん」って人も連れてくる。
HIVの患者さんは、薬の副作用で食欲が落ちたり、免疫力も弱いのでBMIが22以下だと「High RIsk」に分類される。(ちなみに、標準は18.5以上25未満)
もちろん肥満の人は、いくらHIVに感染してても生活習慣病のリスクは高くなるので、BMIが22のところの体重を目指して痩せようね〜って指導する。
日本語で指導できるなら、もっとしっかり指導するんだけど、片言のスワヒリ語とルオ語でしか指導できないもんだからとても困っている。
前回よりも体重がBMI22に近づくように変動してたら「すごいじゃん!」ってとりあえずめっちゃ褒める。
頑張って欲しい時は「ちょっとだけ!体重を減らそう(増やそう)!ちょっとだけやけん!まずは、ここまで!」って言って、そこから昨日何食べたかを聞く。
そんな感じで、カウンセリングをやってます。
んで、今日診た子どもの話。
双子ちゃんで、お母さんが生後4か月の時にいなくなって、今は11か月なのに、立てない、もちろん歩けない。歯は下の前歯2本のみ。成長曲線からも大きく外れている。
母乳育児はだいたい半年まで行うものだけど、お母さんがいなくなったから、母乳があげられなくなった。お金がないから、ミルクを買うこともできない。今は、ウガリと野菜とバナナは食べるけど、歯が下の2本しかないから、小さく切ってあげている。とのこと。
11か月って言ったら、つかまり立ち〜自分で立つ、早い子は歩き始める。歯は上下4本ずつ生えてくる、ぐらいが標準なのに、双子ちゃんたちの成長はだいたい半年〜7か月で止まってる。
おばあちゃんが、その双子ちゃんたちを連れてきたんやけど、話を聞いてて悲しくなったな〜
こういう子どもたちの手助けをしたいな〜って思った。
もっとしっかり話を聞いて、こうした方がいいよ!っていうことを言いたかったけど、スワヒリ語もルオ語もしっかり分からないし、母乳育児〜離乳食、幼児の成長についての知識がだいぶ薄れてた。短大で勉強したっきりで、栄養士として働いてた3年3か月は小学校で働いてたもんだから、幼児関係の知識がほぼなかった。めっちゃ悔しかった。
今回この双子ちゃんや、その他の5歳以下の子どもたちを見て、語学についてはもちろんだけど、幼児栄養についての勉強をしっかりし直さないといけないな〜と思った。
応用栄養学、結構成績良い方やったんやけどな〜笑
今すぐ教科書を取りに、日本に帰りたい。
まとめ;
語学も栄養学も勉強します!