読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

38.電話番号を20Kshで売った話。

日常生活 ケニア

見ず知らずのケニア人に電話番号を教えるつもりなんて、これっぽっちもなかったんだけどなぁ。

 

 

私の家から職場までは、マタツ(乗り合いバス)で約10分。20Ksh。

 

仕事が終わり、マタツを待つのが嫌いな私は、マタツが来るまで家に向かって歩いていた。(ちなみに、家から職場まで歩くと1時間かかる)

 

1台の大型トラックが私の横を通り過ぎる。

助手席に座っていたお兄ちゃんが私に向かって手を振る。それに笑顔で応える私。

この地域にケニア人以外が住んでいることはかなり稀なので、みんな嬉しそうに手を振ってくる。

すると、そのトラックが急に止まった。

どうしたんやろか〜?と思いながら、そのトラックを通り過ぎようとした。

すると「こっち方面に行くの?乗って行きなよ!」と声をかけられた。

マタツが来る気配もなく、ラッキー!と思った私は、「Asante〜!」と言いながら、そのトラックに乗り込む。助手席のお兄ちゃんが一旦車を降り、私が先に乗り、運転席と助手席の間に私が座ることになった。

 

約10分間、スワヒリ語や英語を駆使しながらドライバーと会話する。

助手席の若いお兄ちゃんは、笑いながら私たちの会話を聞いている。

「スマートだね!笑顔が素敵だね!」と褒められる。

「車持ってないの?俺が買ってあげるよ!」「一人で住んでるの?俺が一緒に住んで、夜寝る前に色んな話をして、寂しくないようにしてあげるよ!」などと言われる。

極め付けは「I love you」。これまた、何回も言ってくださる。

とりあえず「Asante〜 Erokamano!」と笑って誤魔化す。

「今は仕事でカカメガに向かってるけど、またこっちに帰ってくるから番号教えて〜!」と言われ、いつも通り「Hapana!」と笑顔で答える。

 

どんなにしつこい人でも、笑顔で「Hapana!」を5回繰り返せば諦めてくれる。

 

しかし、今回は違った。めちゃくちゃしつこい。

何回断っても、番号教えろって言う。

私にあなたの番号は必要ない!って言っても、引き下がらない。

私が「Hapana!」って言う度に、助手席のお兄ちゃんが笑う。

「笑わんで助けてや〜!私、Hapanaって言いよるやんか〜!」って、助手席のお兄ちゃんに言おうかと思ったぐらい。

「私、自分の電話番号覚えとらんけん、教えられんわ〜(本当に覚えてない)」って言うと、「じゃあ、俺の番号教えるから、携帯出して!」と言われる。

 

私の家付近について、このままトラックを降りたかったけど、助手席のお兄ちゃんが降りてくれんけん、私も降りられない。

しょうがなく、私の携帯を差し出し、番号を入力してもらう。

番号を入力してすぐ私の携帯を奪い取れば、相手の携帯にかける前に、私の番号が知られる前に、この場を逃れられる!

というのは、とても甘い考えだった。

私の手元には、相手に電話中の私の携帯電話が返ってきた。

おかえり、私の携帯電話。

見ず知らずのケニア人の番号が登録された、私の携帯電話。おかえり。

 

とりあえず、名前は?て聞いて何でか分からんけど、ドヤ顔で名前を教えてくれた。

でも、もう名前忘れたわ〜

 

ドライバーのお兄ちゃんより、助手席に座っとったお兄ちゃんの方が若かったし、イケメンやったし、なんか残念やな〜

 

でも、ドライバーのお兄ちゃん、大きめの高そうなスマホ持っとったけん、お金は持っとるかもしれん。まぁ、興味ないけど。電話も出らんけど。

 

そんなこんなで、マタツを使えば何事もなく20Ksh払って家に帰れたものを、ラッキーとか思ってしまって、トラックに乗ってしまい、自分の番号を教えてしまったアホな話。

 

 

まとめ;

後から考えれば、見ず知らずのトラックに乗り込むとか、結構危ないことしたな〜と少し反省。今まで番号聞かれたケニア人の中で、一番イケメンではなかった。

 

 

今日の余談;

ドクターのストライキがやっと終わったようで、今日久しぶりに院長のドクターと会話した。「ルオ語話せるようになった?」と聞かれ、「まだ全然話せんよ〜」と答えると、「まだなの?」と驚かれた。えっと、、、もうちょっとルオ語の勉強頑張りますね、、、